Excelファイルを作成・共有していると、
- 列幅がバラバラ
- フォントが統一されていない
- コピー&ペーストで余計な空白が入っている
- シートごとにフォーマットが違う
という状態になることがよくあります。
細かい作業ではありますが、毎回手作業で直していると意外と時間がかかります。
そこで今回は、
「Excelのフォーマットをまとめて整えてくれるツール」
をCursorに作ってもらいました。
まだ基本機能だけの実装ですが、思っていた以上に実用的なアプリになったので、今回も experimental release として紹介します。
今回作ったアプリ
今回作成したのは、
Excelフォーマット統一ツール
です。
現時点では最低限の機能のみ実装していますが、
- 列幅の統一
- フォントの統一
- セル内の不要な空白の削除
など、Excelファイルの見た目を整える基本的な処理ができるようになっています。
普段の業務で、複数人が編集したExcelファイルを受け取る機会が多い方には、意外と役立つツールかもしれません。
Cursorへの依頼内容
今回もCursorへはシンプルな内容で依頼しました。
Excelファイルのフォーマットを整えるWindowsアプリを作ってください。
・列幅を統一
・フォントを統一
・不要な空白を削除
Windowsでexeファイルとして起動できるようにしてください。
今回も細かな仕様は開発しながら調整していきました。
最近感じているのですが、最初から細かい仕様を決めるよりも、
「まず動くものを作る」
という進め方のほうが、AIとの開発では相性が良い気がしています。
基本機能だけでも十分便利
今回実装した機能は非常にシンプルです。
- Excelファイルの読み込み
- 列幅の統一
- フォントの統一
- セル内の不要な空白を削除
- 整形後のExcelファイルを保存
派手な機能はありません。
ただ、実際に試してみると、
「最後にフォーマットだけ整えたい」
というケースでは十分使えるレベルになっています。
業務では、
- 複数人が編集したExcel
- 他部署から送られてきたExcel
- 昔作ったテンプレート
などを扱うことも多いため、こうした”最後の仕上げ”を自動化できるだけでも便利そうです。
いきなりバグも発見
実際に使い始めてすぐに、Cursorらしい(?)バグにも遭遇しました。
画面には、
「Excelファイルをここにドロップ」
というエリアが表示されていたのですが、
実際にExcelファイルをドラッグ&ドロップしてみると……
何も起こりません(笑)。
見た目としてはドラッグ&ドロップに対応しているように見えるのですが、実際にはその機能が実装されていませんでした。
結局、ファイル選択ボタンから読み込むことで利用できたため、今回はそのまま動作確認を進めました。
AI開発では、
「UIはそれっぽく出来上がっているけど、中身がまだ実装されていない」
ということがたまにあります。
こういうところも、実際に触ってテストしてみないと分からない部分ですね。
アプリのスクリーンショット

実際に使ってみた感想
ドラッグ&ドロップのバグはありましたが、それ以外の基本機能については問題なく動作しました。
最低限の機能しか実装していませんが、
「業務改善ツール」としては十分可能性を感じました。
特に、
- フォントがバラバラ
- 列幅がガタガタ
- コピー時の余計な空白
といった、地味だけど毎回発生する作業をまとめて処理できるだけでも、かなり手間が減ります。
Cursorを使うようになってから感じるのは、
「こんなツールがあったら便利なんだけど…」
と思っていたものを、その日のうちに形にできるようになったことです。
以前であれば作ること自体を諦めていたようなツールでも、AIと一緒なら気軽にチャレンジできるようになりました。
今後追加してみたい機能
今回のアプリは、まだVersion 0.1です。
今後は例えば、
- ドラッグ&ドロップへの正式対応
- 行の高さの統一
- 罫線の自動設定
- セル背景色・文字色の統一
- 数値・日付フォーマットの統一
- 印刷設定の統一
- 複数ファイルの一括処理
- シートごとの一括整形
- よく使う設定をプリセット保存
などを追加していくと、かなり実用的なツールになりそうです。
AIで開発していると、
「まず最低限作る」
↓
「実際に使う」
↓
「欲しい機能を追加する」
というサイクルを高速で回せるのが面白いところですね。
GitHub Release
今回作成したアプリもGitHubで公開しています。
まとめ
今回はCursorを使って、
Excelフォーマット統一ツール
を作ってみました。
基本機能は問題なく動作しましたが、
ドラッグ&ドロップのように、
「見た目はあるけど実装されていない」
というAIらしいバグにも遭遇しました。
こうした不具合も、実際に使いながら一つずつCursorへフィードバックして修正していけば、どんどん実用的なツールへ育っていきます。
今回はVersion 0.1ですが、
今後も業務で実際に使いながら、
「本当に使える業務効率化ツール」
になるよう機能追加を続けていこうと思います。
experimental release
Cursor実験室では、
AIを使って様々なアプリを開発し、
成功例だけでなく失敗談や試行錯誤も含めて公開しています。
「AIでどこまで開発できるのか?」
をテーマに、これからも実験を続けていきます。


