Cursorに懐かしのピンボールを作らせてみた

Cursorに懐かしのピンボールゲームを作らせてみた実験記事のアイキャッチ画像。AIだけで開発したピンボール画面と「バグあり」「experimental release」の表示があり、見た目は完成しているものの実際にはうまく遊べなかった様子を表現している。 Cursor開発

はじめに

今回は、

「Cursorに懐かしのピンボールを作らせたらどうなるのか?」

を試してみました。

Cursor実験室では、

  • AI爆速開発
  • experimental release
  • vibe coding

をテーマに、AIと一緒にアプリ開発を試しています。

今回は昔Windowsに入っていたような懐かしいピンボールゲームです。

果たして自然文だけでどこまで作れるのでしょうか。


今回の開発環境

今回使用した環境はこちらです。

  • Cursor
  • Claude Sonnet
  • Windows 11

今回も要件定義書は作っていません。

まずはAIにざっくり依頼してみるスタイルです。


Cursorへの依頼内容

今回Cursorへ入力した内容はこちらです。

Windows95とかに入っていた
ピンボールのアプリを作成してもらえますか。

都度 .py を起動しなくてもよいように、
.exe ファイルで起動できるように作ってほしいです。

これだけです。

ゲームの細かな仕様や操作方法は指定していません。

かなり雑な依頼です。


開発スタート

依頼すると、Cursorはゲーム画面やボールの動作、フリッパーの制御などを含むコードを生成してくれました。

さらに、

.exe で起動できるようにしたい

という要望にも対応しようとしてくれます。

開発時間としてはかなり短く、

人間がゼロから作るより圧倒的に速い印象でした。


実際に完成した画面


起動してみた結果

見た目は確かにピンボールです。

ゲーム画面も表示されます。

ボールも発射できます。

しかし、実際に遊んでみると問題だらけでした。

例えば、

  • レイアウトが崩れている
  • フリッパーの位置がおかしい
  • 当たり判定が怪しい
  • ボールの挙動が不自然
  • フリッパーでほとんど打てない

という状態です。

正直なところ、

「ピンボール風の画面」

にはなっていますが、

「ピンボールゲーム」

としては成立していませんでした。


AI開発あるある

今回改めて感じたのは、

AIは

それっぽいもの

を作るのは非常に得意です。

一方で、

ゲームのように細かな物理演算や操作感が重要なものになると、

かなり品質の差が出ます。

今回も、

見た瞬間は

おお、ピンボールできた!

と思いました。

しかし実際にプレイすると、

全然打てない…

という結果でした。


ソースコード公開

今回作成したアプリはGitHubで公開しています。

Release v0.1 experimental release ?? scrap-apps/pinball
Experimental pinball app built with Cursor. Contribute to scrap-apps/pinball development by creating an account on GitHu…

興味のある方はぜひ触ってみてください。


今回学んだこと

今回の実験で感じたことは大きく3つです。

① AIはゼロから作るのが速い

自然文だけでここまで形になるのは素直にすごいです。


② 動くことと遊べることは違う

画面が表示されることと、

ゲームとして成立することは別問題でした。


③ 要件定義の重要性を感じた

今回はかなり曖昧な依頼でした。

その結果、

AIも曖昧な解釈で実装していたように思います。

もう少し具体的な仕様を与えたらどうなるのか。

興味が湧いてきました。


次回予告

実は今回、

思ったよりうまくいきませんでした。

そこで次回は、

ClaudeにPRD(要件定義書)を作成してもらい、

そのPRDをCursorへ渡して開発してみます。

同じピンボールを題材に、

  • 自然文だけで作った場合
  • PRDを作ってから作った場合

で品質に差が出るのかを検証してみます。


まとめ

今回の実験結果はこちらです。

  • 自然文だけでピンボールらしきものは作れた
  • .exe化まで実施できた
  • ボールは発射できた
  • しかしまともに遊べなかった
  • フリッパーでほとんど打てなかった
  • ゲームとしては未完成だった

とはいえ、

数分前まで存在しなかったものが、

自然文だけでここまで形になるのはやはり面白いです。

これからもCursor実験室では、

成功も失敗も含めて実験結果を公開していこうと思います。

それではまた次回。